株式会社Wind-Smile

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奥飛騨温泉郷における地熱資源量調査の為の試験井掘削に関するお知らせ

 株式会社WIND-SMILE(本社:東京都江東区、社長:福留修蔵、以下「当社」)は、北アルプスの山々に囲まれた日本有数の温泉湧出量を誇る温泉地であり、活火山である焼岳の麓に広がる岐阜県高山市奥飛騨温泉郷地域において、当社が新規に設立した合同会社奥飛騨ジオエナジー(以下「PJ会社」)をして、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(以下「FIT制度」)を活用した地熱発電の事業化を最終的に企図した地下資源量評価の為の試験井」について、岐阜県知事より2021年9月28日に掘削許可(温泉法第3条1項)を取得致しました。
 当社は、2022年1月より試験井の掘削工事に着手し地熱資源量評価及び近隣影響評価の為の噴気試験等を実施した上で、地元との共生を前提に地熱発電の事業化を推進します。

 PJ会社(事業主体)   合同会社奥飛騨ジオエナジー
 東京都江東区白河3丁目2番8号
 代表社員 株式会社WIND-SMILE
 職務執行者 福留 修蔵
 事業所在地  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根字宝田
 敷地面積  約16,000㎡
 掘削施工者  株式会社WIND-SMILE
 東京都江東区白河3丁目2番8号
 掘削規模(今回)  試験井として(湧出路内径226.59㎜・掘削路深度2,000m・垂直堀)を 
 1坑井及び還元井として1坑井 
 掘削開始時期  2022年1月頃を予定
 生産設備(予定)  今後、生産井を別途計画
 発電設備(予定)  空冷式地熱発電(バイナリー方式)
 設備容量(送電端)  5,000kW
 発電開始時期  2025年下期を目標
 本PJの出資参画者  ・当社
 ・株式会社リオグループホールディングス(愛知県名古屋市)
 ・株式会社渡邊油化(東京都港区)
 その他  系統連系枠を確保したうえで、FIT認定を申請済

 経済産業省の「第5次エネルギー基本計画」においては、発電コストが低く、安定的に発電を行うことが可能なベースロード電源を担うエネルギー源と位置付けられる地熱発電について、2030年までに大幅な導入拡大が掲げられています。更には、「地域分散電源による電力供給を行う方が、送配電網の維持コストの削減に伴い全体コストを下げつつ、災害への耐性(レジリエンス)も高まると期待される。」として同省で議論されており、地域資源を活用した中小発電規模のベース電源は今後、更に注目されると期待しています。

 当社は、奥飛騨温泉郷地域が持つ特色ある自然エネルギーを活用し、近隣への影響を考慮した上でこれを実現させるとともに、新たな観光資源として及び地域が必要な熱水の供給若しくは熱利用等を図りながら地域経済の発展に貢献して参ります。

 当社は「地球環境になくてはならない国際企業」を目指し、太陽光発電、バイオマス発電を始めとした再生可能エネルギーにかかるトータルプロデュース(EPC、オペレーション・メンテナンス(O&M)、開発事業)を、諸外国の優れた技術と人員を本邦に融合させワンストップで展開しています。

 地熱発電についても、開発にかかる一連の「地元関係者との合意形成」「地熱資源調査」「掘削」「発電所設置」「O&M」を自らが実行することで、コスト抑制とスケジュール短縮及びリスク管理を最適化させ、これを強みに「現状では地熱発電の事業化適地として有望視されていなかった『大深度地下に地熱資源の賦存が想定される地域』」においてメガワット級地熱発電所の建設・営業運転開始の実現に向けて、現在、国内の複数箇所で地表調査を含む開発を推進しています。

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